藤村先生の最終講義
(掲載日:2016年02月03日) 藤村先生はかつて健康心理学科に所属されておりました。その縁もあって、2月1日(月)の2限目にB601教室で行われた最終講義にお邪魔しました。ご本人のたっての希望で、大々的に宣伝することなく、また特別に時間を設けることなく、先生が担当する「学習心理学」の最後の授業をそれに充当するということとなりました。講義では、藤村先生が若かりし頃に行った、ラットを用いた「恐怖条件付け」の紹介と、それを取り除くための工夫が熱く語られました。その中で、先生が最も強調していたのが「希望」という言葉でした。この授業を履修している学生、あるいは聴講させていただいた我々教員に向けて、心理学は「希望」を実現させることのできる学問であることを教授されたように思います。
ご勇退後も非常勤講師として本学にお力添えいただく予定ですが、その中で今度はぜひ藤村先生が考えておられる「希望心理学」なるものをご教授いただく機会をが設けられればと願っております。