健康心理学科について思うこと
(掲載日:2015年06月01日)石井京子
本学科に赴任して2年が経とうとしています。この学校に移動する際の楽しみは「健康心理学科」という日本でも数校しか冠名称のない学科で、学生と学びあえるということでした。WHO憲章が「健康とは身体的・精神的・社会的に調和の取れた良い状態」と述べているように、健康であるためには心と体、そして社会面からのアプローチが必要とされています。大学を卒業後のキャリア形成のために基礎となる健康について”私の立場、”“家族の立場”、”職場の立場”、“コミュニティの立場”など個と集団の色々な考え方を身につけることが大切です。現代社会において健康はすべての基盤です。健康について学生時代に深く思索することは今後の人生への道しるべを身につけることになると思います。大学時代は特に体験したことや思索したことから自分の考え方のベースとなるものを築きあげていく時期です。これからの長い人生の基礎を皆さんと一緒に作り上げていきたいと思っています。