「クリシン」との出会い

「クリシン」との出会い

(掲載日:2015年05月28日)

平柳行雄

 健康心理学科は、2015年3月31日で10年を経過することになりました。現教員の1員として感謝したいと思います。私にとって何より感謝したいのは、「クリシン」との出会いを提供してくれたことです。

 2009年度から「クリティカルシンキング」という授業を始めました。英語教員である私が、英語教育とは直接は関係のない、座学である「クリティカルシンキング」を担当させてもらったのは、これを共通科目にすることに、健康心理学科の教員の方々の理解があったからこそと感謝しています。今では、英語教育ではなく、「クリシン」に関する本も論文も執筆させてもらっています。学生からは、「難しいけれど、役にたっています」とか「ハマっています」という感想をもらっています。

 FA演習・プレ演習・ゼミを担当できたのも、「クリシン」という1年次用の授業を担当していたからだと思います。そうでなければ、英語担当者を、健康心理学を専攻する学生は選択しなかったでしょう。

 先日、オーラル・ワークショップ(英語)という授業で、本学で教鞭をとる教員に、2〜3人グループとなり、インタビューをし、それを英語で発表するという課題を出したとき、健康心理学科所属でない1グループが私を選びました。このグループのインタビューを受けているとき、私が「クリシン」という座学を担当していること、英語教員であっても、学部は文学部出身でないことを話すと大変驚いていました。こうした身近な話題が「クリシン」の教材になりうることを指摘しました。

 これからも、英語教育とともに、身近な話題分析に資する「クリシン」学習の楽しさを学生たちに伝えていきたいと考えています。これが、わたしの健康心理学科に感謝する1つの大きな理由です。

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